「治療を受けているのに、しばらくするとまた痛くなる」
「その場では楽になるが、根本的に良くなっている感じがしない」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。肩こりや腰痛、膝の痛みなど、症状は違っても「痛みを繰り返している」という点は共通しています。
実は、痛みを繰り返す人にはある共通した原因があります。
それが、「身体の使い方が変わっていないこと」です。
この記事では、なぜ運動療法が必要なのか、そして痛みを繰り返す人に共通する原因について、わかりやすく解説していきます。
痛みを繰り返す人に共通する特徴とは
何度も同じ痛みを感じる方の多くは、「きちんと治療を受けていない」わけではありません。
定期的に通院し、マッサージや施術を受けているケースも多く見られます。
それでも改善しきらないのは、痛みの出ている部分だけに注目してしまっているからです。
痛みが出ている場所だけをケアしている
肩が痛ければ肩を、腰が痛ければ腰を集中的にマッサージする。
これは自然な考え方ですが、痛みが出ている場所は「結果」であることがほとんどです。
本当の原因は、姿勢の崩れや関節の動きの悪さ、日常生活での偏った身体の使い方にあります。
原因が別の場所にある場合、痛みのある部分だけをケアしても、根本的な解決にはつながりません。
姿勢や身体の使い方を見直していない
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、片側に偏った動作の癖など、
日常生活の中には身体に負担をかける要因が数多く存在します。
これらの習慣によって姿勢が崩れ、特定の部位に負担がかかり続けることで、痛みは繰り返し起こります。
施術で一時的に整えても、普段の使い方が変わらなければ、再び同じ状態に戻ってしまうのです。
マッサージや施術だけでは改善しきれない理由
マッサージや施術は、筋肉の緊張を緩めたり、関節の動きを改善したりする効果があります。
そのため、痛みが軽減したり、身体が楽になったりするのは確かです。
しかし、それだけで症状が改善しきれないケースも多くあります。
施術はリセット、日常動作でまた戻ってしまう
施術は、乱れた身体の状態を一度リセットする役割を持っています。
ただし、その後の生活の中で同じ姿勢や動作を続けていれば、身体は再び元の状態へ戻ってしまいます。
この「リセットと戻り」を繰り返している限り、痛みが完全になくなることはありません。
原因が残ったままだと再発は防げない
痛みが一時的に落ち着いても、原因となっている姿勢や身体の使い方が変わらなければ、同じ負担が再びかかります。
その結果、時間が経つと再発してしまうのです。
本当の意味で痛みを改善するためには、症状が出ている部分だけでなく、
「なぜそこに負担がかかっているのか」を見直す必要があります。
なぜ運動療法が必要なのか?再発を防ぐ本当の理由
痛みを繰り返す方にとって、最も重要なのが「身体の使い方を変えること」です。
ここで必要になるのが、運動療法という考え方です。
運動療法は筋トレではなく「動きの再教育」
運動療法と聞くと、筋力トレーニングを想像する方も多いかもしれません。
しかし、治療の現場で行う運動療法の目的は、筋肉を鍛えることだけではありません。
関節が正しく動き、必要な筋肉が適切なタイミングで使われるようにする。
この「動きの質」を高めていくことが、運動療法の本当の目的です。
正しい動きを身体に覚えさせることが重要
人の身体は、長年続けてきた動作や姿勢を無意識のうちに記憶しています。
そのため、一度整えただけでは、すぐに元の使い方へ戻ってしまいます。
運動療法を通して、正しい動きを繰り返し行うことで、
脳と身体に新しい動きのパターンを覚えさせていく必要があります。
当院がAI姿勢分析を重視する理由
運動療法の効果を高めるためには、現在の身体の状態を正確に把握することが欠かせません。
当院では、そのためにAI姿勢分析を活用しています。
AI姿勢分析で現状を正確に把握する
AI姿勢分析では、立ち姿勢のバランスや身体の傾きを客観的に確認することができます。
感覚や経験だけに頼るのではなく、データをもとに身体の状態を把握することで、
より的確な運動療法を提案することが可能になります。
自分の姿勢を目で見て確認することで、
「なぜこの部分に負担がかかっているのか」を理解しやすくなる点も大きなメリットです。
姿勢と症状から運動が必要な部位を明確化
AI姿勢分析の結果をもとに、姿勢の崩れや左右差を確認し、
どの部位に運動が必要なのかを明確にしていきます。
さらに、現在出ている症状に合わせて運動内容を調整するため、
一人ひとりに合った運動療法を行うことができます。
提案した運動内容は、紙に印刷してお渡しすることも、
アプリを通じて送信することも可能です。
ご自宅でも同じ運動を継続できるようにサポートしています。
どのくらい運動すればいい?頻度と取り組み方
運動療法について多くの方が不安に感じるのが、「どのくらいの頻度で行えばいいのか」という点です。
結論から言うと、身体の使い方を変えていくためには、ある程度の回数が必要になります。
週2〜3回の運動が必要な理由
正しい動きを身体に覚えさせるためには、継続的な刺激が欠かせません。
週に1回だけでは、次の運動までに元の使い方へ戻ってしまう可能性が高くなります。
そのため、最低でも週2〜3回の運動を行うことで、
脳と身体に新しい動きを定着させやすくなります。
これは、必ずしも院内で行う必要はありません。
大切なのは「正しい内容を、適切な頻度で行うこと」です。
院内でも自宅でも続けられる仕組み
当院では、院内で運動指導を行うだけでなく、
ご自宅でも同じ運動ができる環境を整えています。
アプリを見ながら運動を行うことができるため、
来院できない日でも、無理なく運動を継続することが可能です。
動画で管理できるから続く|当院の運動療法の特徴
運動療法で最も重要なのは、「続けられること」です。
どれだけ必要性を理解していても、方法が分からなければ継続は難しくなってしまいます。
動画で確認できるから自宅でも迷わない
当院では、提案した運動を動画で確認できる仕組みを導入しています。
文章や口頭の説明だけでは分かりにくい動きも、動画を見ることで正確に再現しやすくなります。
「この動きで合っているのか不安」と感じることが少なくなり、
安心して運動療法に取り組める点が大きな特徴です。
運動が苦手な方でも続けやすい理由
当院で行う運動療法は、激しい運動や難しい動作を行うものではありません。
AI姿勢分析の結果をもとに、本当に必要な運動だけを厳選して提案しています。
そのため、運動が苦手な方や体力に自信がない方でも、
無理なく継続することが可能です。
まとめ
痛みを繰り返す原因は、症状が出ている部分だけでなく、
姿勢や身体の使い方にあることが多く見られます。
マッサージや施術は必要なケアですが、それだけでは再発を防ぐことは難しい場合があります。
運動療法によって正しい動きを身につけることで、
痛みを繰り返しにくい身体を目指すことができます。
AI姿勢分析を活用し、
一人ひとりに合った運動を動画で管理しながら続けていくことで、
その場限りではない、本当の改善につなげていきましょう。
参考文献
・運動療法に関する一般的なリハビリテーション医学文献
・姿勢評価および動作改善に関する専門書