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長距離ランナーは赤筋、短距離ランナーは白筋

長距離ランナーは赤筋、短距離ランナーは白筋

骨格筋繊維には赤筋繊維と白筋繊維の2種類があります。

筋には姿勢を保つ筋のように少ないエネルギー消費で長時間張力を出し続けなければならない筋と、短距離走で使う筋のようにエネルギーを多く使い、収縮を速くしなければならない筋とがあります。

赤筋は遅筋とも呼ばれ、ミオグロビンが多く、酸化的代謝が盛んな筋です。

ミオグロビンとはヘモグロビンと同様なたんぱく質で、酸素を結合、貯蔵し、放出する働きを持つので、酸素供給源となるのです。

一方、白筋は速筋ともいわれ、早くて強い収縮をしますが、疲労しやすい筋です。

この筋には解糖系の酵素が多く、短時間の収縮にはあまり酸素を使わないので、解糖によりグリコーゲンを分解してTP(アデノシン三リン酸)を作ってエネルギーを得ています。

持久力を必要とするマラソン選手には酸素をたくさん持った赤筋繊維が多く、短距離選手には白筋繊維がおおくあります。

20歳を過ぎると、白筋繊維が赤筋繊維に変わり始めます。そうなるとアスリートはトレーニングを欠かせません。また、一般の方はランニングやウォーキングの方が体には合ってきますのでお試しください!